悔いのない観劇人生を!

たった一度きりの人生、だったらやっぱり

COCOONの話。

 

はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

 

前回の記事にもアクセスやスターありがとうございます!

そろそろ五月の現場まとめも更新したいな〜と思いポチポチ進めているものの、なかなか終わりません…六月のまとめも早めに更新したいなという気持ちだけはあります。気持ちと行動がなかなか同時に上がらなくてなんとかしたいです。

 

 

さて、今回は『COCOON』を観劇したのでその感想です。あいかわらず書きたいところをバーっと書いているのでいろいろと前後していると思います…読みづらくなりすみません。

 

 

※今回の記事では『COCOON』の感想があります。TRUMPシリーズの内容に触れている箇所がありますので、ネタバレは見たくないという方はシリーズ視聴後に読んでいただければ幸いです。※

 

 

 

最初は月→星の順に観る予定でしたが、星→月の順に観劇しました。

まず『星ひとつ』ことを。初っ端からダリちゃん出てきてグランギニョルのあのシーンが始まってすでに涙腺に来るものがありました…グランギニョルは映像でしか見たことがなくていつか再演してほしいな〜生で観たいなと思っていたので、まさか劇中のシーンをこうして自分の目で見られる日がこんなに早く来るなんて…!と驚きあり嬉しさありでドキドキしました。物語全体の印象としては2019年版TRUMPって感じだなって思いました、いままでのシリーズの要素がたくさん追加された懐かしくもあり新しいTRUMP……個人的に星ひとつはウルの物語でもありダリの物語でもあるように見えました。グランギニョルのその後、TRUMPの裏側もたくさん描かれていたので。D2版しかTRUMP観たことありませんが、D2版と比べて笑いの要素のようなものがほとんどなくて、しっとりとした仄暗い印象なTRUMPだなと思いました。あと、星ひとつを先に観ていて個人的に良かったと思ったことが二つあります。一つはソフィのいた養護施設の話、養護施設を脱走したダンピールがディエゴということは月の翳りを観て初めて知れた時の衝撃が味わえて良かったなと。あとウルとエミールがそっくりというのも、星ひとつで宮崎さんのウルを観ていたのですんなり受け入れられました。月→星の順で観ることが推奨されていましたが、個人的に星→月の順に観ても良かったなと。でも今回星も月もいままでのシリーズのネタバレというか核心的な部分がたくさん出てきていて、これから過去作履修する方たちは過去作見た時にどう衝撃を受けるのかな?と気になったり。知った上で見るのと、知らずに見るのではやっぱり受け止め方が違うと思うので。星ひとつは新しいTRUMPというイメージが強く、六年前に観たTRUMPとは違う部分ばかりでしたが、でも懐かしいクランを感じられました。あと、TRUMPでは描かれなかったクラン焼失のその後の話も知れていろいろ驚き泣かされ……ウルの死体は焼かれず綺麗なままだった、これはソフィがウルを守ってくれていたからだとダリが話しているところ、ウルの死は誰にも嘆かせないと言っていたところは蕎麦屋になりかけました…グランギニョル見てからのこれはあまりにも…。またグランギニョル見たくなったものの、TRUMPシリーズは一回ごとのダメージがすごいのでやっぱり悩む……を繰り返しています。

次に『月の翳り』のことを。こちらはラファエロ、アンジェリコティーチャーグスタフ、ティーチャーミケランジェロとTRUMPでおなじみの面々のTRUMP以前の姿や関係が見られてとても新鮮でした。新鮮といえばディエゴ、エミール、ジュリオ、ティーチャードナテルロも新鮮で一人一人の個性も強く、特に私はジュリオの見た目(黒髪ロングぱっつん前髪、ヒラヒラで長すぎる袖)と「僕ちゃんは」という話し方、退屈で仕方ないクランでの日々を退屈と言いながらも気に入っている姿など好きだなあって思いました。あとティーチャードナテルロのビジュアルがめっちゃ好きでした!この作品より前に短編で出てきたドナテルロ、まさかこんなにもいろいろ抱えてる人と思わず……グスタフに向けている感情がすごいなあと、憧れもあり失望もあり…。あんなに派手に繭期*1を拗らせていたグスタフだったのに、今ではティーチャーとして繭期のヴァンプたちを導く存在になっていて。でもドナテルロは過去の繭期に魅せられ、その理想を追い求めて追い求めて表向きには成長し大人になったものの精神的には繭期の頃のままとり残されているような。そんな対照的な二人が印象的でした。あとティーチャーミケランジェロの殺陣!ミケランジェロが剣を持つ姿を想像してこなかったので、あの柔らかな衣装が翻るたびになんだか不思議な光景を見てるようなちぐはぐ感を感じました。でもやっぱりクランのティーチャーらしく闘う姿はしっかりと守るものがある、そんな姿だなと思いました。そしてラファエロとアンジェリコについて、アンジェリコがあんなにまでラファエロに好意を寄せていたことに驚き、そしてその歪んだ好意が今回のライネスにもなって……「お前(ウル)がいなければラファエロは僕を選んだ!」って自信すごくないですか?自分と別の誰かがいて、その別の誰かがいなければ絶対に自分は選ばれるって思えるところにまず驚き、そしてこれは「ソフィがいなければクラウスは僕を選んでくれる」と言っていたウルを思い出して、ああ、兄弟だなあ…なんて考えてしまいました。*2アンジェリコの自分は嫌われていないっていう考え…嫌われていないというか100%好かれていると思っているポジティブさと自信がアンジェリコ様である源なのかな?と思ったり。ジョルジュとモローとの出会いと二人がアンジェリコの取り巻きになるまでの話も良かったですし、パンフレットに載っていた短編も絆が見えてほっこりしましたね…。繭期の中でもがき苦しむ少年たちと、繭期だった大人たち二つの繭期の物語が同時に進んでいって、次はどうなるのかな?など思っていたらあっという間でした。また再演してほしいしディエゴたちやドナテルロのその後も気になります。

今回は事前にあらすじも配役も発表なし!ネタバレ厳禁!ということで、観劇するまでドキドキが止まらなかったです!でも実際見ていながらも「今のこの役はこの人かな……?」と何度もなり、そういったモヤモヤも何度かありました。分かりそうで分からない時のモヤモヤ感。でも誰が何役なのか、そもそもどのキャラクターが出るんだ?と考えていたことも楽しかったですね。今後もTRUMPシリーズの展開が気になるので、早く次回公演のお知らせが欲しいなと思っています!

 

 

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!

 

 私なりに思ったことなどバーッと書いてみました。前回マリーゴールドの感想書いた時にも一度だけだと全部把握できない〜みたいな話した気がしますが、やっぱり一度目だと全体を追うことに集中して細かいところなどまで気がつけないことが多いので、今回もあと一回ずつ観たかった〜!!って観劇後思いました。次のシリーズ作品は複数回観るように計画したいです、目標!

あとTRUMPシリーズって考察班が活発な印象で、とくに今回は配役からネタバレになるからとたくさんふせったー使われている方いたなあって思い出です。みなさんの感想や考察になんどもなるほど〜!!と驚かされまくりでした。普段なかなか舞台の感想など検索しないのですが、TRUMPシリーズの考察は自分からガンガン検索しちゃいます。考察まで含めて楽しめる作品だなあって。

今回のパンフレットの年表見て、早く観たい!!と思うお話ありすぎるので次の公演発表が待ち遠しいです。その時はまたチケットが取れますように!

 

 

 

それでは!

これから一週間雨が続くようなのですが、雨でも充実した推し事がみなさん出来ますように!

私は次の現場までしばらくのんびり出来そうなので、お手紙の準備などゆっくり進めたい所存であります!そうこうしているうちにあっという間に現場始まりそうなので、あんまりのんびり出来ないかも?とも思ったり。計画的に行動したい夏。

 

 

 

やまざきさんのお題箱

*1:人間でいう思春期

*2:選ぶ選ばれるの話だとマリーゴールドの中のコリウスも「ガーベラがいなくなればアナベルは自分のことを見てくれるはず」って歌っていましたね、これもかなり自信過剰だな!って思っちゃいました。しかも自信満々にしてたのに想い人には別の相手がいてその相手と相思相愛で子どもまでいてってなんかもう辛いというか可哀想すぎるなあ…って。