七月〜九月の現場の話。
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
ここの更新もだいぶお久しぶりになりましたね…主にコロナの影響で二月に現場に行って以降ことごとく現場がなくなってしまったので上半期はほぼソシャゲのおたくとして生きてました。みんな私と『あんさんぶるスターズ!!』くんの話をして………。
二月の現場まとめ書かねば〜と思いつつ、なんというかその後の虚無感等で全然手がつけられずにいました。まあもう記憶だいぶ薄れてしまってるので二月のまとめは今後書けたら書こうとは思っています…予定は未定ですが…。
さて、今回は七月・八月・九月の現場まとめです。
ようやく七月に入ってから現場復帰したので、それぞれの現場の感想と感染症対策についてまとめておきたいな〜と思って。
個人的に一度強制的に現場に行けなくなったことで観劇へのモチベーションが急激に冷めてしまったり、そもそも社会生活している中で万が一が起こったら相当にヤバいなと思うのでしばらくの間は多ステやあれこれバンバン足を運ぶのは控えようかな〜って思っています。よっぽど観たい!と思えるものだけ行くスタンスにしていこうと思う2020年下半期です(?)
そのおかげでというか、自分の中でも観たい気持ちが強い作品を観れたからどの現場も終演後の満足度がすごく高いなあって思えました。久々の観劇っていうフィルターももちろんあると思いますが。
だらだらと前置き書いてしまいましたが、さっそく書いていきます!
※以下『黑世界』のネタバレを含みますので円盤を待っている方は視聴後読んでいただけますと幸いです。
七月
★食用人間の話★
約五ヶ月ぶりの観劇。
事前のあらすじを見てもなんだか堅いお話なのかな〜と少し身構えてしまいましたが、思ったよりも気持ちラクに観られました。でも席の位置的に字幕が見えなかったり、実際喋ってるセリフと字幕がどちらも中国語で何を喋ってるのか分からなくなったりなどはありましたが…。*1
あと宗教というか聖書の内容に近いものもあったのも、ちょうどその時聖書に興味あって調べたりしていたので知っている話題が出てくることはおもしろかったです。
狭い世界…家庭であったり、国であったり、そういった自分の今見えるだけの世界から外に出た時の驚きとか感動というか、そういったところが印象に残ったかなあと。井の中の蛙大海を知らずって言葉をつい思い出したり。井戸の中にいても幸せに過ごせるだろうし、井戸の外を想像することは楽しいだろうし、井戸の外に出たいと思う気持ちも、井戸の外に出た時に今までのことをどう思うのかとか。
あと、どーーーーーしても個人的に嫌だなあって感情になったシーンがあって。でもこれは今の私だからこう思えたんだろうなとも思うので、見る人によって捉え方が変わるのが舞台に限らずエンターテイメントの楽しみ方なのかなあとか、そういうことも考えたりしました。別にそこが必要不必要とかそういう話ではなくて、自分目線で考えた時にあまりにも嫌悪感強くて…こういう感情になれるのも日常ではなかなかないことなので観劇ってこういう体験が出来ることだったなあと思い出せたりしました。
☆感染症対策としては、チケット予約制(たしか先振込み)・入場前検温(手首で測った)・手指消毒・消毒マット・たしか全席フェイスシールド着用(マスクが付いてるタイプ)って感じでした〜ちゃんとメモしてるわけでないので曖昧な部分多いですが。あと退場も列ごとだっあかな?小劇場だったので当日受け付けで予約した名前を伝えて整理番号順に入場でした。初フェイスシールドだったのでどんな感じかな〜と眺めてたらスタッフさんがつけ方教えてくださいました。その節はお世話になりました…。役者さんたちもお芝居の間マウスシールドされていたりと、半年近くぶりに劇場で観た演劇は今までと違うなあとなりました。
八月
★ノスワンの話★
歌ったり踊ったりという話は聞いていましたが、本当にショーだなあって感じで楽しかったです!
どの方も良質なパフォーマンス!!って感じで楽しすぎてあっという間でした!矢田さんの歌唱力と福島さんのダンスがすごく印象に残りました。
あと個人的に『夜も昼も』聴けたの嬉しかったです〜!舞浜に行けずな期間続いている中で舞浜を感じられて嬉しかったなあと。
あと私行った回のゲスト神里さんだったのですが、神里さんの歌声も素敵だったので舞台の上で歌う姿見たいなあ〜が強まりました。
☆感染症対策としては、入場前検温・手指消毒・消毒マット・座席間隔一席おきにあける・規制退場って感じでした〜半券セルフもぎりもあったかな?あと身分証確認もあったような気がする…あとフライヤーと丸いタイプのうちわ入場時に貰いました。ステージ上もトークの時など間隔あけてキャストさんたち立っていたりと対策されていました。
座席が前後左右間隔あいてたのはちゃめちゃに快適すぎて、これ今後も続けてほしいな…と思ってしまいました…あまりにも視界も閉ざされないし横もゆったり気持ちリラックスして座れたので……。
★ATOMの話★
お誘いいただいて行ってきました!その節はありがとうございました!!!!!
哲学的な話がいろいろ出てきて面白かったなあ〜と。私、もうブログやらツイッターやら見てる方はお分かりかと思いますが考えることやそれをまとめることが苦手なのですが、あーだこーだといろいろなことを考える行為自体は好きなのでwhy?の会楽しそうでいいなあ〜となりながら観てました。意識と無意識の話とか学生時代に習ったなあと思い出したりもしつつ。
コンボイショーの安心安定クオリティなパフォーマンスの数々はやっぱり見ていて気持ちが良いし楽しすぎるしで観に行けて良かったなあってすごく思いました。
あと次回作の予告の際に使われていた曲がミシカ*2の時に流れていたものだったので、また舞浜を感じ涙目になってしまったおたくでした…。
そして観劇前後で久々にフォロワーさん達にお会い出来たこともすごく楽しくて嬉しくて……本当この半年間でフォロワーさん達に会うって機会が全くなかったので、人と会うことや話すことの楽しさまでも思い出せて帰り道一人になった時のあの強烈な寂しさを久しぶりに思い出させられましたね…!!
現場の楽しさだけでなく、そこに付随するあれこれの記憶もだんだんと思い出せてきたなあって感じたりしました。
☆感染症対策としては、入場前検温(サーモグラフィー設置されてました)・手指消毒・半券セルフもぎり・座席間隔一席おきにあける・前列はフェイスシールド着用・ブロックごと規制退場って感じでした〜消毒マットあったか記憶曖昧です…。あと会場前立ち止まらないようにのアナウンスがすごかった!!!入場待機列でも前の人と離れて!!をすごく強調していたなあって思い出。あと、ステージ上の対策として消毒換気タイムあったのビックリしましたね…キャストさんたちはそこで給水もされてたり。舞台上スタッフさん何人か出てこられて消毒されてたのなかなか見れない光景だなあと…。
九月
★文劇3の話★
一作目ぶりの文劇でした〜今回は見る人によって感想がだいぶ変わるなあって攻めた作品になっていたんじゃないかなという印象です。個人的には文学作品と演劇(エンターテイメント)をイコールにして想いを込めてあるんじゃないかなあって思いながら観てました。終演後に原作好きの友人と感想話しましたが、友人は原作好きの視点での感想だったのでこうしてどの立場から見るかで感想変わるの面白いなあってなりました。そして人と感想を直接言い合えるようになってきたことにも嬉しさを感じつつ。
文学の必要性みたいなものや人々に与える影響力について。たしかに生きていく中でなくても生きていけるけど、でもそんな世界で生きていてもきっと満たされないだろうなあと。
文学=エンターテイメントとして意味を込められているという解釈のもと話を進めますが、少なくとも私個人はエンターテイメントがある生活が当たり前で生きてきたので、このコロナ禍で強制的にそれが奪われた時の心の満たされなさはもう味わいたくないくらい辛かったなあと。ある程度日々覚悟してても実際に中止の二文字を見た時の衝撃も、だんだんとその事実を受け入れて悲しくなって涙が出たことも忘れられなくて。もちろん現場がなくても大袈裟に言えば死ぬこともなく過ごしてこられましたが、明らかに心は擦り減っていってたなあと。今までどれだけエンターテイメントに救われてきたのか、失ってからその大切さに改めて気づいたみたいな。
今作の #文劇 は楽しんで頂く以上のメッセージを皆様に突き付けたいと思います。私も様々なむかつきを飲みこみながら、笑顔でエンターテイメントに従事しているわけですが、表現者としてのストレスもぶつける演出を取り入れました。作家や表現者の傷を共感して下さい。そして共に溜飲を下げましょう。
— 吉谷光太郎 (@koutaroyositani) 2020年9月6日
素晴らしい作品なので、願わくば、全特務司書の皆さん、文学を愛する全ての人に見て欲しいです。いや、すべての文化芸術を愛する人に。小説も、絵画も、音楽も、詩集も、短歌も。そして戯曲も。 https://t.co/aSBoT7juh1 pic.twitter.com/dAoNJed4kE
— イシイジロウ (@jiro_ishii) 2020年9月15日
演出ですごく驚いたシーンがあって、それまでマイクを通してセリフを言っていたのにそのシーンだけオフマイクになって当たり前ですがキャストさん達の地声が聞こえてくるんですよね。日本語下手なんですがニュアンスで分かってください…。その時客席の電気も明るくなって、なんというか舞台上も客席も全部がハッキリと見える状態になって、そこに響くのは生の声で。ああ、同じ空間で生きているんだなあってすごく感動しちゃいました。泣けるとかそういう意味でなく、動悸が止まらなくなる高揚感と言いますか…。配信は見ていないのですが、私はこの演出は劇場で体験してこその感動があるんじゃないかなあってなりました。そして、この体験は生だからこそ出来るという強みみたいなものも感じたり…上手く言葉まとまらないのですが本当にそのシーンが忘れられなくて。こういう演出を入れてくることもなかなかにすごいなあと思わされました。
そして役者さん達も、今回も安心安定な方々で見応えたっぷりでした〜佐藤さんの演技好きなのでこうして文劇で見られたことも嬉しかったですし、また平野さんや深澤さんや和合さんなど一作目で見たキャラをもう一度見られたことも嬉しかったです!薄っぺらくなっちゃうかもですが、本当にどの方も良くて良くて目が足りなくて困りました…。
あと印象的だったこととしては、久保田さんのマウスシールドだけ常に曇ってたことが印象的だったなあ…と。笑
こんな今だからこそ観られて良かったなと思えた作品でした。そして今後もまた文劇を観ていきたいなあと思うので四作目も……待ってます………の気持ちです。
☆感染症対策としては、入場前検温・手指消毒・半券セルフもぎり(裏に手書きで名前と連絡先記入)・最前列不使用で二列目から(二列目がA列表記で実質最前)・座席間隔一席おきにあける・ブロックごと規制退場って感じでした〜ちなみにキャストさんたちはマウスシールドされてのお芝居でした。あと入場待機列も間隔あけてだったので、使われてないクラブexの中でも並びました…ステージも客席もないがらんとしたクラブexを見たらなんだか少し切なくなってしまいましたね…。
★川崎ガリバー再演の話★
七年ぶりにまたこの作品を劇場で観られる日が来るって思わなかったので、再演のお知らせ見た時はすごく嬉しかったです!まだテニミュや忍ミュなどばかり観ていた頃で、オリジナル作品ってほとんど観てなかったのでその分印象に残っていたというか。
私初演の佐野さんの演技がすごく好きで、今でもその好きなところ何回も何回も思い出しちゃうくらいに好きだったので今回は佐野さんが別の役を演じられると知った時はやっぱり同じ役見てみたかったなあ〜の気持ちも出ちゃいました。でも今回の佐野さんの演じられた服部半蔵もすごくかっこよかったし!初演で演じられていた向井は、今回神里さんが演じられていたのですが神里さんの向井もすっごく良かったです!!向井のような演技もっともっと見たいなあってなりました。神里さんの演技もっと見たいなあ…。
あと根本さんが出てくるたびにかっこいい!かっこいい!と心の中で叫んでました…殺陣はもちろん台詞一つ発するのもかっこいい……。
忠弥さんめっちゃお顔かっこいい!どなただ?!となった後に松井さんだー!!!!!!となりました。松井さんの忠弥すっごく良かったです…忠弥がドンと構えているから、安心感…というとなんかしっくりこない気もしますがすごく大丈夫だなと思わされるというか。存在感みたいなものとかもすごく良くて。最後に自ら名前を言うところもすごく良かったなあと。
川本さんはやっぱり面白くて…!なんというか和みました。でもシリアスなところはそれまでのおちゃらけがなくなって、そういうところも素敵だなあって。
あと私実は今年の金曜ロードショーで『BTTF』ようやく初めて見たので、今回はそれも踏まえて面白く観劇出来たなあ〜と!向井の髪型とかね!!笑 やっぱりいろんなことを知ってるとその分元ネタ分かって楽しめるんだなあ〜ってなりました。もっといろんなことに興味持っていこうと思いました!
初演と再演で個人的に川崎と向井の印象が、もちろん演じられているのが違う方なので違ってくるのはそうなのですが…再演の川崎と向井はより友達感が強いんじゃないかなあって。見ていて微笑ましくなるような、そんな川崎と向井だなあって。カテコ挨拶での役者さん同士の雰囲気もすごく微笑ましくて。
カテコ挨拶といえば、私が観た回では根本さんが挨拶されていましたが、その挨拶がまたすごく良くて…こんな今だからこその葛藤とか、私は演劇を観る側なので演劇を作る側の人たちのこの半年近くは想像することしか出来ませんがそれぞれにいろんな想いを持っていたんだなあと改めて知ることができました。そして、こんな今だからこそ劇場で演劇を観ることも普通ではないということを知っていてくれてることもなんだか嬉しいといいますか…それこそいろんな事情があって劇場まで来られない人が今まで以上にいることもちゃんと分かってくれているんだなあって。今は演劇を作る側も観る側もどっちも辛い時期だなあと思ってた分、それを分かっている人がいることは心が少し軽くなれたなというのもありますし、よりこれからの観劇する作品一つ一つ大切に観ていこうという気持ちになれました。
そんでもって、劇場入る前は曇っていた空が終演後には青空になっていて太陽も良い感じにキラキラした日差しを浴びせてくれてエモさを存分に感じましたね……一人だったら空の写真撮ってツイートしてたと思うくらい気分が高揚してました。良い作品を観られて、素敵な役者さん達を知ることが出来て、そんでもって空を見上げたら綺麗な青空でって完璧すぎましたね…あの時の気持ちの高まりとか空の青さ忘れたくないなあ〜が強いです。
それだけ個人的に良い思い出になった分、公演中止のお知らせはやっぱり悲しかったです。観たからいいじゃんと言われてしまえば実際私は観劇出来たのでそうなのですが、でもこんなに素敵な作品や演技をされてる役者さんたちが観てもらえないのがあまりにも辛くて。最初はこんな時期なので誰か体調悪くなったのかなってそっちの方も心配になりましたが、あーそういうことでも中止になってしまうのか…と本当の理由を知って分からなくなっちゃいました。なんで今なんだろうながまず出たかなあ…それこそ初日を迎えたくても迎えられなかった作品もたくさんあるし、体調に関わることは本人がどれだけ気をつけていてもダメな時だってあるから仕方ないなと思うけど、今回のことはそうじゃなくて。だからこそすごくやるせなくて。中止が決まった後の役者さんたちのツイートやインスタを見てもひたすらにどうしてこの人たちから演劇が奪われなきゃいけないのかなと思ってしまって。みんながただただ演劇を楽しめる日々に戻ってほしいし、今回のことで悲しい気持ちになった人たちがそれ以上にたくさん幸せになってほしいなと、そう思うことしか出来ないのですが…。終わり良ければ全て良しって、そうだよなあってなっちゃいましたね。うーん。
☆感染症対策としては、入場前検温・手指消毒・半券セルフもぎり(裏に手書きで名前と連絡先記入)・前列はフェイスシールド着用(メガネついてるタイプ)・座席間隔一席おきにあける・規制退場って感じでした〜個人的に元々眼鏡つけてるので若干のつけずらさ感じつつもまあそこまですごく気にならず観劇出来ました。
★黑世界の話★
偶然にも雨下の章→日和の章と時系列順に観られました。
私は映像でしかリリーを見たことがなかったのですが、リリーってこういう女の子なんだなあ…をたくさん知ることが出来て良かったなと。今回は末満さん以外の方も脚本を書かれていたので、それぞれのお話でお話の雰囲気もそうですがリリー自体の描かれ方も変わるだろうな、それを見て自分はどう思うのかなと観劇前に少しドキドキしていましたがそんな不安を忘れるぐらいにどのお話のリリーもリリーだなと思いました。とってもコメディテイストのお話でも、繭期の症状が悪くなってる〜となれば受け入れられちゃうの上手いなあってなりました。元々のTRUMPシリーズの設定上手く使われていて、永い永いリリーの旅の中でこういう日もあったんだなとすんなり入ってきました。
音楽朗読劇『黑世界』雨下の章
— 末満健一 (@suemitsu) 2020年9月19日
■各話タイトル
①イデアの闖入者[作・末満健一]
②ついでいくもの、こえていくこと[作・宮沢龍生]
③求めろ捧げろ待っていろ[作・中屋敷法仁]
④少女を映す鏡[作・末満健一]
⑤馬車の日[作・降田天]
⑥枯れゆくウル[作・末満健一]
雨下の章から順に感想書いていきます。
『ついでいくもの、こえていくこと』は、永遠ということはどういうことなのか?というお話のように私は感じました。はっきり言うと展開が予想し易いお話、だけどこの『黑世界』やTRUMPシリーズを初めて触れる人にとって導入部分としてはすごく入りやすいんじゃないかな?と思ったり。ありきたりやわかりやすいというのは、イコールでつまらないとか印象に残らないみたいになるかもですがこのお話が二話目にきたことってそういう役割もあるんじゃないかな?と思ったり。そしてその分、あとの作品の狂気の部分とかが際立って見えてくる感じ…。過去のシリーズ作品見ていたらドキッとなるような部分もありつつ、劇中歌は楽しげだったりキャラクターもそれぞれ馴染みやすくて…とか考えちゃいました。
そんなこんなで三話目。それまでとガラッと雰囲気変わっていてリリーもテンションおかしいし……。それにしても雷山………インパクト強すぎて忘れられないです彼………………。笑 末満さんのトークイベントの時点で一番気になってずっと早く見たい!となっていたお話『求めろ捧げろ待っていろ』でしたが、ハイテンポすぎるしキャラも濃すぎるしで何を見せられたんだ…?ってなっちゃいましたね…。後で考察とかいろいろ見ている中で、このお話だけは繭期による狂気じゃなくて人間の狂気で物語が進んでるって感じの見て確かに……となりました………え、めっちゃ怖すぎませんか???笑
そして『少女を映す鏡』、このお話雨下の章の中でもとくに好きです。なんかもう、辛くて…生まれ持っての体質のせいでひとりぼっちになってしまい、ようやく自分を好いてくれる相手が現れてもその好意を受け取れなくなってしまっていて。理由をつけて本当は違うと言って好意を避けて、今まで傷ついてきた分そうやって自分を守ろうとしている姿がとても苦しくなっちゃいました。リリーと出会ってからは少しは夢を見られたのかな?とか。でも夢を強く見る人ほど、現実をしっかり見えてしまっていると思うので、現実から目を背けるために夢を強く強く見ようとするのってなんかファルス思い出しちゃって…。目に見えるもの、目に見えないもの、美しいってなんだろう?みたいなことも考えたり。心の美しさみたいなものを知っている点で言うと少年もシュカも同じなのかなと思いました。
『馬車の日』は繰り返されることの見せ方の恐ろしさが単純に怖かったけれど、なぜそうなってしまったのかの部分の掘り下げも見ていて辛かったなあ…と。お母様の縛りつけから逃げ出したい!と思っていた自分がお母様を縛りつけていたし自分自身も縛りつけられているような…人生は本来ならやり直しがきかないから、結局いつもリセットされる日が来てしまうけど、その先に進めずにいた親子の時間をリリーが進めさせられたことはよかったのかな…。雨下の章というだけあって、雨の重苦しい感じがすごく強いお話だなと思ったり。
『枯れゆくウル』、タイトル見た時点で何?!となりましたが…シュカの語るそれまでの話があまりにも…リリーが可哀想で…。不死のリリーの心の部分を生き返らせたのがシュカなのかな?となったり。また偶然にしてもリリーに見せた花のチョイスよ……。喋ることのない花に心はないと思っていても、花だって生きているんだってことを思い知らされて。いずれ花は枯れていくけれど、リリーは枯れることが出来なくて。そしてまだリリーの旅は、物語は続いていくんだなあって…なんかもう見ていていっぱいいっぱいになってしまいましたねこの時点で。
音楽朗読劇『黑世界』日和の章
— 末満健一 (@suemitsu) 2020年9月19日
■各話タイトル
①家族ごっこ[作・末満健一]
②青い薔薇の教会[作・葛木英]
③静かな村の賑やかなふたり[作・岩井勇気]
④血と記憶[作・末満健一]
⑤二本の鎖[作・来楽零]
⑥百年の孤独[作・末満健一]
続いて日和の章。
え〜もう最初の紫蘭と竜胆の歌……聴いてて辛くて苦しくてリリーが可哀想となるけど、あの耳に残るメロディとか歌い方とかダンスとか何度も見たいなあ…となってしまうの…。そして雨下の最初ではこの紫蘭と竜胆のところをチェリーが担っていたと思ってますが、一緒に過ごす中で日和ではチェリーが全然違ってる!となりました。上手く言葉にまとめられませんが感覚…伝われ……。
①と④と⑥に出てくるラッカという少女で女性で老女を演じられていた朴さんがひたすらにすごすぎて…私はハガレンのエドの人というイメージが強くて、どうしても少年の声ってイメージでしたが最初に聞いたラッカの声がすごく少女で驚いちゃって…その後もラッカの成長に合わせてもちろん声も成長していくのですが⑥の時の年老いたラッカの声の演技が年齢を重ねてきた人のそれで…声優さんすごいなあって圧倒された気持ちでした。かと思えば②では青年の役をされていて、そっちはちゃんと青年の声になっていて演じ分けがすごい…それにやはり演技が上手いから引き込まれるんですよね…もう朴さんの演技を見られただけでも満足度高すぎて…。
げきぴあブログ🆙【※ネタバレ有り】音楽朗読劇『#黑世界』開幕!朴璐美レポート https://t.co/DAGbYy4IhC
— げきぴあ byチケットぴあ (@gekipia) 2020年10月1日
9月20日(日)、音楽朗読劇『#黑世界』がついに開幕‼️げきぴあでは、21日に初日を迎えた【#日和の章】に出演する #朴璐美 さんにフィーチャーしたレポートをお届けします🌹✨ pic.twitter.com/cOmDOfPDTy
後でも書きますが、とにかく私『青い薔薇の教会』のお話が好きになりすぎて…許すこと許されることのお話、被害者加害者どちらもそれぞれの苦しみがあって、なんとか前に進みたくても足を止めずにいられなくて…みたいなところとか見ていて苦しくなりつつも優しくまとめられているのがすごいなあ…となって脚本家の方他にどんな作品書かれたのか調べちゃいました。*3
書いている時にもお伝えしていないけど、青い薔薇の教会は、私なりの鎮魂歌と祈りの作品でもある。少し前に罪を背負いきれなくなってしまった知人の。もう観てはもらえないけれど、きっと生きづらかったであろう世界の話でもある。今日は雨下を観る!楽しみ。
— 葛木英|封神演義10.25〜|佐伯沙弥香について10.29〜 (@kuzukiakira) 2020年9月30日
三好さんの神父様の演技もすごくて、でも私神父様のことすごく嫌な人だなあと思ってしまったところがあって…モスカータが「自分を殺してくれ!」と言いに来た時に「罰は与えない」と言っていたところでうわ〜となってしまって…個人的に死は救済とも思っているので、殺してくれと言っている相手を殺さない(死なせない)ってそれはすごく酷いことだなと。まあそういう気持ちもあったんだろうなと思っているのですが…でも青い薔薇が咲くまでの間、二人で過ごすうちにいくら憎い相手であってもだんだんと相手のことを知っていく中で憎い以外の感情も神父様は持てたと思っていて。だからこその妹に対しての申し訳なさもあるんだろうな〜と、復讐したくても自分の神父という立場からそれは出来ない、そしてモスカータのことを知っていくうちに許したいという気持ちも出てくるけれど果たしてそれで妹はいいと思うのだろうか?とか…。そういう神父様の葛藤を考えても苦しいなあと思うし、モスカータの神父様が罰してくれないなら街の人たちに罰してもらおう!と思うまでに自分を責め続けて生きているのも辛くて…。最後にお互い本当の気持ちを伝え合えたから救われたかな…と私は思いましたがどうでしょうか…。相手が死んでしまったらどんなに許してほしくても許されない苦しみはリリーも同じなのも見ていて苦しくて…。いやここの部分だけでも語りすぎている、早く円盤欲しいです。
そんな重苦しい気持ちになった後に見せられた『静かな村の賑やかなふたり』すごすぎませんか?!!笑 情緒おかしくなっちゃう…そして歌唱力の暴力がすごすぎて!『マリーゴールド』の時にも歌唱力の殴り合いあったの見応えすごくあって良かったので今後もこうして歌唱力で殴ってきてほしいです。圧巻。歌唱力だけでなくて、お話のコントのようなテンポの良い展開や会話もすごく楽しくて面白くて!オチも良かったなあ〜!!!!笑
そしてもう一つ恋人たちの出てきたお話『二本の鎖』。繭期のせいで〜ってお話かと思いきや、繭期のせいだけじゃない感情の絡み合いがすごくいいなあ〜ってなりました。重い愛の話が好きなので…。幸せって一見すると分からないけれど、本人たちがそれを幸せと思うなら幸せなんだろうなあみたいな気持ちになったり。
最後に、『少女純潔』の歌を贈られるのものすごく私の情緒がめちゃくちゃにされてしまったし『マリーゴールド』の時のソフィを思い出してしまった…でも今回はリリーの今後を想っての応援歌みたいな感じだったので良かったかな…歌い方もやはりすごくて…。そして!そしてですよ!!リリーとチェリーの会話のやりとりが『TRUMP』のラストのソフィと少女の会話と同じでもう…もう…!!となりました。NO ライネスのはずなのにこんなにも胸が苦しくなって感情を掻き乱されて…公演からしばらく経ちますがいまだに『黑世界』の曲リピートしまくってます…全員で歌っているところ見た後だと音源はまた印象変わりますね…。
音楽朗読劇『黑世界』主題歌
— 末満健一 (@suemitsu) 2020年8月16日
「La Vie en Noir -黑世界のテーマ-」
demo version.
作曲:和田俊輔
作詞:末満健一
編曲:梶純
歌唱:新良エツ子https://t.co/vpyhe0ePha
『黑世界』だけで単体の記事書けばよかったなと今更思いますが面倒なのでお許しください…。
コロナ禍でなければこの『黑世界』は生まれなかったというお話を聞いて、いろいろコロナに対して複雑な気持ちありますが、こうしてリリーの歩んできた物語の一部を見届けることが出来たのは素直に良かったなと思っています。ソフィのようにはならないと言っていたリリー、このまま純潔であってほしいなと思うし、早く星に手が届きますようにとも思います。
2017年の『グランギニョル』から毎年上演させてもらったTRUMPシリーズ。来年2021年の上演はない。隙あらばリモートかなんかで小品をやれたらいいなとぼんやり考えてはいるけど、劇場公演がないことは確定している。2022年は2本やる予定だが、それはだいぶ先の話だ。
— 末満健一 (@suemitsu) 2020年9月25日
とのことなので来年はもしかしたらTRUMPシリーズが見られないかもの気持ちもありつつ、新作を見るまでに復習する時間にあてられるなあと思ったり。
とにかくこのシリーズの行く末がとてもとても気になっているので、どうか末満さんに永遠の命を…そしてこの物語を完結させていただきたいの気持ちです………。
☆感染症対策としては、入場前検温・手指消毒・半券セルフもぎり・最前列不使用・座席間隔一席おきにあける・規制退場って感じでした〜あと入場時にオリジナルマスク貰いました!雨下と日和でデザイン違ってるんですよね…凝ってる…。
今回試みた「行動朗読(モーションリーディング)」。方々から「新しい」と言ってもらえた。コロナ禍の舞台表現として出来ることを探した結果なので、新しいものを目指していたわけではないけれど、そう言ってもらえるのは只々有り難い。いずれどこかの機会でこの演劇様式を整理・発展させたいと思う。
— 末満健一 (@suemitsu) 2020年10月5日
個人的に一番ソーシャルディスタンスを考えた演出されてたなあって思いました、上手く言葉見つかりませんがそれこそ神経質なくらいにキャストさん同士が近くにならないようになっていて。抱きしめるシーンも、今までなら本当に抱きしめるところを抱きしめフリになったり、ソーシャルディスタンスキス(笑)とか…まあ稽古もほぼリモートだったりと感染症対策にかなり気をつかわれているようなので、やりすぎて困ることもないし不自然すぎるってこともなかったのでこういう形の演出もあるのかあと新鮮でした。また、東京公演は配信もありましたね!どうしても『青い薔薇の教会』が見たくて配信も購入しちゃいました。劇場まで行かなくても見られちゃうお手軽さが配信の強みだと思ってます、しかもアーカイブもあったので開演時間に間に合わなくても見られるのはすごく助かりますね…。私が視聴した回では配信特典として終演後キャストコメントがありました。『マリーゴールド』以降シリーズ作品劇場で観ていますが、カテコではお辞儀のみスタイルだったので、こうした形で役者さんたちの気持ちなど知れるのはやっぱり嬉しいなあと思いました。まあ作品の世界観の余韻に浸る意味でもTRUMPシリーズはカテコ挨拶なしのスタイルが続いていくの良いんじゃないかなあって思う気持ちもあります。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
現時点で当落待ちの舞台もあるので、どれも行けたらいいなあ〜というなんというかゆるく穏やかな気持ちで結果待っています。
でも、公演情報出るたびに湧き上がるあの高揚感なんなんですかね?!!笑 そして条件反射のように即チケットが取れるのかの心配でドキドキしすぎて具合悪くなるの繰り返ししてます…そういうところ変わらないなあと思ったり。笑
周りの方々も現場再開してる方多くてTLが常になにかの現場の話なの嬉しく思います!やっぱり私の好きな人たちが楽しそうで幸せそうなのは見ていて嬉しいので!全く知らない界隈のことでもフォロワーさんが楽しそうだと素敵だなあって思います。つまりそういうこと。
唐突ですが話ガラッと変えていいですか???ありがとう…。
冒頭でも話しましたが、今完璧に『あんスタ!!』にどハマりしていまして…新ユニットが好きで好きでしょうがなくて今までしてこなかったグッズ集めたり箱で予約したり課金ガンガンしたりといろいろ新鮮だし楽しいです!先日も声優さんたちの出演されたイベントの配信見て楽しい〜!!!!になってました。
思えば『あんステ』初演きっかけでアプリ始めたものの、こんなに課金したりとかはなかったので今いろんなことが新鮮すぎて…リアルタイムでメインストーリー読んだり、推しの初星5カードにドキドキしたり、推しユニットの初箱イベントもはちゃめちゃドキドキして楽しく進めたり…人生何がどう転ぶか分からないなあを痛感してます。
そんな推しのいる新ユニットの曲どれも最高なので!!!!ぜひ一度MV見てください!!!!!!!!あんスタのMVすごすぎて見入ってしまう。
【お知らせ(2/4)】本日公開の新ユニット『Crazy:B(クレイジービー)』のデビュー楽曲MV『Crazy Roulette』を公開!!
— あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) 2019年11月9日
こちらはサインパネルプレゼントの対象ツイートです!詳細はサイトをご覧くださいhttps://t.co/QTAQsn1mbC#あんスタサインプレゼント #天城燐音 #HiMERU #桜河こはく #椎名ニキ pic.twitter.com/h5jYnBPqsO
(4/4)【お知らせ】
— あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) 2020年4月12日
【Crazy:B :「Be The Party Bee!」】#あんスタ pic.twitter.com/tozmMAPyvu
【イベント情報】
— あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) 2020年9月15日
本日15時よりイベント『陽炎◆夏の名残とホットリミット』を開始しました!
Crazy:Bが歌う『Honeycomb Summer』がイベント楽曲で登場💫
情から始まったふたりのお話、増えていつかは熱に変わってゆく。四人が放つ夏のストーリーをお楽しみに!#あんスタ pic.twitter.com/8Rujx3bKRT
Crazy:Bのかっこいいところも明るくて楽しい感じもどっちも良すぎて…特にイベント曲がひたすらに好きすぎて…早くフルで何度も聴きたいです…!!最初のMVの後にあとの二つ見たらひっくり返っちゃうと思います。曲調も雰囲気も一人一人の表情もガラッと変わってすごいので!!!!
【お知らせ(1/4)】本日公開の新ユニット『ALKALOID(アルカロイド)』のデビュー楽曲MV『Kiss of Life』を公開!!
— あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) 2019年11月9日
こちらはサインパネルプレゼントの対象ツイートです!詳細はサイトをご覧くださいhttps://t.co/QTAQsn1mbC#あんスタサインプレゼント #天城一彩 #白鳥藍良 #礼瀬マヨイ #風早巽 pic.twitter.com/e9xDFNSfYj
(3/4)【お知らせ】
— あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) 2020年4月12日
また、この日を楽しみにしていた皆様に向け、リリースライブに出演予定の2ユニットより、新規MVを公開させていただきます!
【ALKALOID:「翼モラトリアム」】#あんスタ pic.twitter.com/uMGOKN6CXs
【イベント情報】
— あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) 2020年10月15日
本日15時よりイベント『羨望♦小さな翼のフェザータッチ』を開始しました!
イベント楽曲『Living on the edge』のMVを公開します!!💫
始動し始めた『ALKALOID』の企画と藍良の抱える想い。ゆっくりと成長していく彼らのストーリーをお楽しみに!#あんスタ pic.twitter.com/OSNoaC4vmU
ALKALOIDは最初のMVみたいな激しめな曲ガンガンいくのかと思いきや、しっとりめな曲もあるしとにかく歌詞がキャラの心情とかそういう部分書かれてるなあって聴くたびに噛みしめてます…。あと四人の声のバランスがすごく好きで…!
気が早いおたくなので新ユニットがステに出る時のイメトレ毎日してます………。
でもまあ、現場も再開しつつあるのでチケット代の方に使う分のお金のことも考えつつ今後も課金やグッズに使っていきたいなあ〜と思っています。好きなものや良いものにはお金を使っていきたい…。そして無理なく!無理して嫌になるのだけは勘弁!!!なので!好きなままで続けていきたい所存です。しっちゃかめっちゃか。
次の現場まとめはたぶん年末あたりになると思いますが、その前にもふらっとなにか書けたらいいな〜とは思っています。
でも本当に今話すことが『あんスタ』のことばかりになりそうで…好きなユニット曲の話とか突然しに来るかもしれないししないかもしれない予定は未定です。
リツイばかりになってますが毎日ツイッターは見てるので生存確認的なことはそちらをどうぞ〜元気してます〜!
それでは!