悔いのない観劇人生を!

たった一度きりの人生、だったらやっぱり

マリーゴールドの話。

はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

 

前回の記事へもスターやアクセスありがとうございました!

秋の現場のチケット先行のお話に『当たる』!と引用スターいただいて心強かったです!ありがとうございました!欲しかったところ全部!…とはいかずですが行きたいところのチケット集まっているので一先ず安心です。応援というか、やっぱり自分だけだと不安になることも多いので他の人からの言葉はパワーになるなって思いました。

 

 

さて、今回は先月の話になりますが『ミュージカル「マリーゴルド」』の感想について書いていきたいと思います。

www.youtube.com

D2版『TRUMP』*1しかTRUMPシリーズは生で観たことがなく、シリーズの他の作品も未履修のまま観劇しよう!……と思っていたらとても有り難いことに『マリーゴルド』公演前にスペクターとグランギニョルの配信、そしてフォロワーさんからリリウムの円盤を貸していただく機会があり、おかげで『マリーゴルド』の世界をより楽しむことが出来ました!特にリリウムは見ておいて本当に良かったなと…いつもフォロワーさん方にはお世話になりっぱなしです。感謝。

今回はTRUMPシリーズ10周年ということで、TRUMPシリーズの戯曲集も販売されましたね!

 この戯曲集、装丁からとっても素敵で絶対欲しい!と思っていたので無事星に手が届いて嬉しかったです…そしてパンフレットも書き下ろしがまさかまさかな人たちのお話でそちらも読めて良かったです…。

ということで、8/28マチネの感想をつらつら書いていこうと思います。

舞台は『マリーゴルド』、リリウムに出てきた少女はマリーゴルド表記にしています。

※以下本編のネタバレや過去作(TRUMP、リリウム、スペクター、グランギニョル)に関する話題がありますので、読んでも大丈夫な方のみ読み進めてくださいませ。※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書きたいところをバーっと書くのでいろいろと前後しています…読みづらくてすみません。

・ヤン・フラと聞いて、えっ?!フラ家?!ってまず驚きました…そして続けてシルベチカの名前が出てさらに驚き…初っ端から驚きの連続のスタートでどうなるのかドキドキしました。

アナベルとコリンズの曲の時にソファに脚組んで座っていたコリンズの絵になること…そして絶対にあれは脚5メートルあるなと思った。東さんの演技ってテニミュとラズボと妖でしか観たことなかったので、久々に観たら歌がすっっっっごく良くて驚きました………!!歌唱力の暴力だ!!ってなりました。

・東さんだけでなくどの方もとても歌が上手くて、本当にどの曲も歌詞が聴き取りやすくてこれぞミュージカル!って思いながら観ていました。そしてお恥ずかしながら出演者の方のこと全然知らなかったので、帰宅後パンフレットを見ていて宝塚や劇団四季出身の方々と知ってなるほど…と思いました…。

花言葉の歌で、絶対花言葉って………リリウムのあの子たちのことでしょ?!と思っていたらリリーやスノウと続々と聞いたことのある名前が出てきて泣きそうになりました。そういえば、ファルスじゃなくて昼顔って言ったのは分かりやすくなのかそれとも意味があるのか…と気になっています。

・ガーベラに希望を与えてくれたのは母で、希望と絶望を教えてくれたのは父なんだな…と思うとなんか切ないというか…なんともいえない気持ちになりました。今回も血の因縁が関わる話だなと思いました。ヤン・フラがあのサナトリウムから抜け出さなければ、アナベルと出会わなかったしガーベラも生まれなかった。そして自分が拒んだ永遠の繭期は結果的には娘のガーベラが背負わなきゃいけなくなるのうわあ………ってなりました。あと、どうして永遠の命(と繭期)は望んでいない人たちに与えられてしまうのだろう…っていうところも悲しいなと思います。

・ヤン・フラはやっぱりフラ家と関係してる子なんだろうなと思っています。そんなフラ家の子が、ペンネームとはいえダリ・デリコと惹かれて結ばれてしまうの、ここもまたデリコとフラの因縁というか、どうしても惹かれあってしまう運命なのかなと思いました。

・そういえば、序盤でヘンルーダにガーベラが繭期の症状で襲いかかろうとした時に、二つの目みたいな赤いライトが光っていたのが印象的でした。ヴァンプたちの目は赤いのかなとか、ヴァンプの力を使う時は赤くなるのかなって思いましたが、過去作ですでにそういう演出や話出ていましたっけ…?D2版『TRUMP』以外は一度くらいしか見ていないので細かいところまで覚えていられなくて…。

・出版社の曲が明るくて楽しくてすごく好きです!あとポーチュラカの声すごく可愛くてアニメのキャラクターみたいでコミカルな印象強くて、重い気持ちだけでなく楽しめました。

・セットのマリーゴルドの数も何か意味があるのかな?と思い開演前にまず数えて19個……なんの数だ…とずっと悩んでいて、結局終演後まで全然分からずでしたが後日見つけた感想でガーベラが街で噛んだ人たちの数(とあとなんの数が合わさっていたかすでに記憶なく…)と同じとあってそうなのか!となりました。

・そんなガーベラが街の人たちを噛んでいる時にソフィが笑ってるような感じだったのでそちらばかり気になってしまいました…だって悲惨な状況見て大爆笑してるとか私の知ってるD2版TRUMPの時のソフィはそんなことしない!って思いました。私はD2版TRUMPから観たから、ソフィはクラウスに一方的に不死を与えられた可哀想な子って印象だったのに、リリウムと『マリーゴールド』を見ていると不死のリリーやクランの集団自決とか悲劇の原因を作り上げたのはファルス(ソフィ)だから全部ファルスが悪いんだ!悪い奴!ってなるの悲しいな…ってなります。

・ソフィがアナベルのことを見つけて「貧血が〜」ってなってたところを見て、やっぱりこのソフィはファルスなんだなと思いました。なんだか今回のソフィってTRUMPのウルみたいな性格?というか言動がウルに似てるなと思いました。そして反対に今回はウルの方がソフィに振り回されている感じで面白いなと思いました。

・ソフィを見て驚くヘンルーダのところで、なんで脱走したところと結びつけられなかったんだ自分〜って観劇後思いましたが、脱走してからどのくらい時間が経ってるとかあの時点で説明あったっけ??…と一度しか観ないと説明あったのか覚えていられなくてなんだかモヤモヤ〜としているので早く円盤で確認したいです…。それにしても、まさかそこの二人同一人物だったとは…。

・『星の轍』をウル(キャメリア)が歌ってる時に、D2版のウルやソフィたちクランのヴァンプたちが出てきてたけど、あの演出はD2版TRUMPのおたくたちを殺しにきてる……またアカペラで歌っているのもいい感じに泣けてくるんですよね…ところでアンジェリコ様の存在感強すぎてソフィ、ウル、アンジェリコ様しか分からなかった!アンジェリコ様がreverseバージョンの髪型だったので、今回のソフィはreverseのソフィの未来のお話なんだな…。それにしてもあの頃から変わりすぎだよ、ファルス…。

・マリーゴルドが母親を殺したことはすでに知っていたので、今回そのシーンがあるんだなということだけは分かっていましたが、どのようにしてあんなにお互いがお互いを普通とは呼べないけれど愛し合っていたのに殺すに至ったのかは分からなかったので、まさか後天的にアナベルがヴァンプ化し、ソフィにイニシアチブを握られ、あんなにガーベラに愛を与えていたのに「生まれなければよかった」なんて言葉をぶつけてしまうのは酷だな……ってなりました。でもその後ガーベラがアナベルを刺した時に「お母さんを守ってくれてありがとう」ってアナベルが言っていたのを見て、愛の力の強さみたいなものを感じました。

・ガーベラがアナベルを刺した後に、リリウムでマリーゴルドが歌っていた『もう泣かないと決めた』のメロディが流れたところと、カテコで『共同幻想ユートピア』のメロディが流れた時はもうどうしようって気持ちになりました。特に『共同幻想ユートピア』は驚きすぎて拍手する手が止まりかけました…ここでその曲はずるいよ末満さん…。

・希望という名前を捨てて絶望を選び生きていくことにしたマリーゴルド、最後の「マリーゴルドの花言葉を知ってる?」の時の表情が忘れられないです。

 

 

こんな感じで私なりの感想でした〜他にもいろいろあった気がするけど、上でも書きましたがやっぱり一度だけだと全体の流れ追うのに必死であんまり覚えていられないこと多いです。でももう一度観に行こうという気持ちになかなかなれず…あまりにも一度で受けるダメージが大きくて…。特にリリウム見た直後なのがキツかったです!リリウムのおたくが一番ダメージ受けてそう…。でも本当に観られて良かったなと思える作品でした。TRUMPシリーズはキャスト発表前にチケット押さえても全然安心だな…ってなったので次の舞台も発表あったらすぐチケット押さえたいです。

 

 

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!

 

やっと『マリーゴルド 』の感想が書けたので、次は8月の現場まとめと今月のまとめもやりたいです。あと現場まとめ以外の話もしたいなという気持ちだけはあるので、なにかしら書きたいです。みなさんのブログ読んでいるといろんな話題があるのでいつも新鮮で楽しいし、考えさせられたりと本当に面白いブログ書ける人すごいなってなります。

 

 

 

それでは!

 

 

 

やまざきさんのお題箱

*1:truthバージョンを観劇、reverseとmarbleは円盤で見ました。