悔いのない観劇人生を!

たった一度きりの人生、だったらやっぱり

四月の現場の話。

はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

 

前回の記事にもアクセスやスターありがとうございます!

令和最初の記事は四月の現場まとめです。平成の間に更新できなかったので…。

四月もいろんな現場に行けて楽しかったです!とくに作品が観たくてチケットを取った作品がいくつかあったので、それも新鮮でした。知っている役者さんはいても、所謂推しのような役者さんがいない作品も舞台全体をゆっくり見られていいなと思ったり。

 

※今回の記事では『スペクター』の感想があります。TRUMPシリーズの内容に触れている箇所がありますので、ネタバレは見たくないという方はシリーズ視聴後に読んでいただければ幸いです。※

 

 

ジャシステの話

 なんとなく初演の感想をフォロワーさんが呟かれているのを見たことありましたが、ほとんどの登場人物死んでしまったことに驚きました…しかも復活というかそういうのないのファンタジー要素めっちゃあるのにシビアだなってなりました。

今をときめく若手俳優たちがふわふわかわいい魔法少女衣装に身を包んで歌って踊って闘って…すごい世界観だなってなりました…。主題歌頭から離れなくなりますよね…マージマジマジカルジャシリカ………。

ゴワゴワとテルの密会(?)のシーンとか感情が追いつかなくて、台本読んでそこから感情とか考えて演技をする役者さんたちマジすげえって思いながら見てました。私は役者になれないなってなりました(?)

キャラだとヒデミンがめっちゃ好きだなってなりました!ヨゴレ役側……オカマバーのママにまで登りつめているバックボーンやら、ダークバイセコーの中でもまとめ役というか大人のポジションだなってところも、あとビジュアルが美しくて美魔女って三文字がピッタリだなと。

 まさかの魔法少女喫茶チャリンコの店員兼アイドルであるジャシたそとそのおたくたちの熱い絆の物語だと思わなかったので、ヲタ芸が出てきた時は驚きつつも、おたくの推しや好きなものへの無償の愛の大きさやパワーの強さに私もおたくなので少し感動したり考えさせられる場面もありました。好きな人のために無茶だってしちゃうよねおたく…でもそれは無理やりやらされてとかじゃなくて自分がやりたいからやっていることだし、欲しいものは推しの笑顔なんだよね…。普通の女子高生だって、何人もの人たちに生きる希望を与えられる。それってこの趣味してるとなんとなく当たり前に思っちゃうこと多いですが、誰かの感情を大きく動かすってなかなか出来ないことなのですごいよなあって。最近こういうおたくが出てくる作品観る機会が増えてきたので、その度にやっぱり自分はどうだろうって考えちゃいますね。

とりあえずLINEスタンプとアプリ配信をワクワク待っているところです!

 

スペクターの話

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 いままで映像でしか見たことのなかったスペクター、今回ようやく劇場で観ることが出来ました。ちょうどスペクターと今月から始まるCOCOONの最速先行が同時に行われるということで、末満さんのチャンネル登録をして無事に三公演ともチケットを取ることが出来ました。COCOONも今から楽しみです!

まずスペクター観劇当日、五年ぶり?の下北沢があまりにも様変わりしたように思えて無事に道に迷いつつもなんとか本多劇場に辿り着きました…地図が永遠に読めないのでいい加減なんとかしたいです…。開演前にはフォロワーさんとお話しもさせていただけて!ありがとうございました!ワクワクと緊張感を持ちつつ着席して開演を待ちました。

観劇する数日前にはじめての繭期の配信でスペクターも見ていたので、大まかな流れや結末を改めて見ていたのですが、やっぱり劇場で観るのは違いますね…萬里の最期のシーンは見てて苦しくて恐くて目を逸らしたいのにどうしても釘付けになっていました…あの時のライネスを思い出しす度に胸がぎゅっと苦しくなって、萬里を見ていたノームの表情も思い出します…。そう!今回のノームは年相応(?)な感じのキャスティングになっていて驚きました、幼い…とまではいかないけどまだまだこれから成長していくであろうノーム。あの光景トラウマレベルじゃないのかなとハラハラしたり。並んだ時に感じた萬里と親子なんだろうなってあの感じがなんていうか好きでした。

個人的にクラなんとかはどっち?!のネタが好きなので、今回はなかったのちょっと残念だなと思ったり。

あとクラナッハが研究所にある花の名前を言うシーンで、あれ?と何度か思ったり。リリウムの『秘密の花が綻ぶ』の歌詞の順で花の名前が出てきますが、何度かあれ?足りなくない?と違和感が。でもセリフをミスすることもあるだろうからそれかななんて失礼なことを考えてしまいましたが、観劇後にツイッターで見かけた『クラナッハが名前を言わなかった名前の花を演じた子たちはハロプロを卒業している、だからわざとその花の名前は言わなかった』という感じのツイートを見て、末満さんはすごいなあ………となりました。そんな仕掛けまであるなんて…。

すでに物語の流れや結末が分かった状態だったので、落ち着いて全体を観ることが出来てよかったなと思いました。初めて配信で見た時は画面の前でただただ声を出せなくなっていたので…。

あっ!そういえばカーテンコールが四回あって、そのうちの一回だけ劇中死んだ人たちだけお面をつけて出てきて、それ見た瞬間のダメージがすごかったです…お面つけてる人がほとんどの中お面をつけていない、つまり生き残った人たちの表情は見えるので。表情が見えないのもお面のデザインが一人一人違うところも不気味な感じがしてザワザワとしました。

 スペクター観たらますますリリウムも観返したくなりました…。難しいこと考えたりするの苦手ですが、こうした伏線とか謎の詰まった作品好きなので。

もうすぐCOCOONも始まりますね!そちらはいままでのTRUMPシリーズとは違った感じになっているとのことなので楽しみです!

 

りさ子のガチ恋俳優沼の話

初演がすごく話題で気になっていたのと、小説版を読んでみてやっぱり一度劇場でこの物語を観たいなと思い今回の再演のチケットを取りました。小説版は主人公のりさ子、りさ子の推し翔太くんの共演者である若手俳優の秋山悠、翔太くんの彼女の篠戸るるの三視点で物語が進むのが面白いなと観劇前に数回読み返していました。観劇後に思ったのは、やっぱり小説版は舞台版で語りつくせない心情部分もたくさん入っていたため小説版→舞台版を見た私個人としては舞台版は少し説明が足りない部分に物足りなさを感じました。でも、やっぱり舞台は自分と同じ空間でリアルタイムに生身の人間同士のやりとりが繰り広げられているため、良い意味でりさ子やたまちゃんアリスたちのなんとも言えない気まずい空気感やツイッターの愚痴垢のシーンの負の感情が溢れている部分は見ていてすごく不快感というか…やっぱり文字だけでは伝わらない部分を感じられたのは舞台版ならではだなと思いました。あと単純に小説版では自分の中の想像の部分を舞台版で答えあわせのように「ここのセリフの言い方はこういう言い方なのか!」など発見出来たことも楽しかったです。

どこのシーンか忘れましたが、たしかりさ子が何か言っていたところで私は同じおたくとして恐いなとかなんともいえない上手く処理出来ないモヤモヤを感じていたのですが、わりと周りから笑い声があがったことがすごく印象的でした…関係者の方も多く来られていたようなのでおそらくその方たちの声だったと思いますが、なんというかおたくとそうじゃない人たちの感覚の違いみたいなものをそこで感じさせられたような…当たり前ですが、同じ作品を観ていても感じ方捉え方は人それぞれなので自分と違う反応があることはおかしくありませんがなんとなく私もりさ子側なんだなあと思ったりしました。

あと、観劇前にこの作品の感想を目にした時に、りさ子が翔太くんのバーイベで「はじめまして」と言われた事件について書かれている中であんなに見た目が違ったら翔太くんも分からないよ!!というのを見て一体どんな風にりさ子は着飾ったのかな?と思いながら観劇していたらはちゃめちゃにイメチェンしたりさ子が舞台上に現れたのではちゃめちゃ驚きました…えっこれは翔太くんでも分からなくない?!となりました。バーイベ前のりさ子って茶髪のボブ?ヘアーで、わりと常に俯きがちでいるからあんまり顔が見えないなと思っていたので、そりゃあんな金髪ベリーショートみたいになったら分からなくても仕方なくない?!となりました…服装もいつもと全然違うし…小説版読んでいても髪型まであんなに変えていたって書いてなかったよなと思ったり、まあ舞台で分かりやすくイメチェンしたことを表現するならああなるのかな…と思いましたがあまりにもいままでのりさ子と違いすぎるのでなにがあったのかりさ子に聞きたくなりました。

そういえば開演前の客席にりさ子、たまちゃん、アリスが入ってきて三人仲良く喋っていたりアリスがバタバタしながらトイレに抜けたりしていたの面白いなと思いました。たぶん小説未読で前情報なにも入れずに行っていたら私も「なんか騒がしいおたくいるけど誰のおたくなのかな…」と思っただろうなって思いました。

はじめまして事件後からりさ子がおかしく…というかいままで顔を見せずにいた黒くドロドロした重い重い翔太くんへの愛が暴走した結果、翔太くんの彼女るるちゃんを監禁して翔太くんと三人で会話するシーン。これはフィクションならではだなあと思いつつも、実際にこういうことが起こらないだけでりさ子と同じく重い感情を隠して生きているおたくはたくさんいるだろうし、それが行動に移されないだけなんじゃないかなって思います。だからきっとカノバレに纏わる匂わせとか永遠に若手俳優界隈から消えないだろうし、この物語とは関係ありませんがよく公式がおたくをバカにしてるとか大切にしてないみたいなあれこれだっておたくが黙ってお金を使うだけだからループが続くと思っているので、それこそ誰かが劇場前で切腹するとかそういう人命に関わるあたりまで問題が発展しないならいつまでも今のままなんじゃないかなみたいな………だいぶ話が飛びましたが、るるちゃんも最初は匂わせを楽しんでやっているところが大きかったし、愚痴垢たちに何か言われても匿名だから目に見えない相手だからって少し気にしつつもそこまでダメージ受けてなかったけど、週刊誌に撮られたりりさ子のストーカー行動が悪化していくとだんだんとヤバイって自覚しだしたの、それはやっぱり相手が実在する人間だって分かっていつでも自分たちのことをどうにか出来るからこその恐怖感かなと。りさ子の行き過ぎた行動はたしかに悪いけど、私からしたら匂わせしてたるるちゃんも元凶の一つなんだからあんまりにも被害者ヅラしてるのはなんか違くないか??となりました。劇中出てきた「知ってほしかっただけだよな」ってセリフ、これはりさ子が翔太くんに認知してほしかったとかいつも翔太くんのことを思っている私の気持ちを知ってという意味でもあるし、こんなにカッコよくて優しい彼氏がいる私は幸せ者なんだよ羨ましいでしょ?っていうるるちゃんにも当てはまるなと思いました。承認欲求とか自己顕示欲って厄介だなって、結局のところなにが怖いって生身の人間が一番怖いですよね。話飛び過ぎて着地点分からなくなったので終わりますが、自戒の意味も込めて楽しくおたくしたいなってなりました!楽しくおたくしたい…令和の目標…。

平成最後の観劇がこの作品で、おたくとして考えさせられたなってなりました。

 

サンリオ男子ファンミの話

一部参加しましたが、ずっと笑ってたらあっという間に終わってました…東西の借り物競走対決も漫才コーナーも生徒会コーナーもサンリオキャラとのコラボも全部全部キラキラしていて、サンリオ男子のみんなも楽しんでいるんだなって伝わってきました。生徒会コーナーで会長の名前連呼強要された時に思わず鉄ミュのあの人思い出しちゃいましたよね…どこの会長もみんなに尊敬されていてすごいなあと。

念願の虎男くんとクロミお嬢の並んでる姿も見られたし、まさかのお見送りもあったりで嬉しいことたくさんでした!

正直チャンネル開設の発表よりも、私含め舞台の続編や再演期待してた人が多かったと思うので反応はなんか「お、おお〜………」みたいな感じでしたが、毎月公式に動きが出来るのって良いですよね!初回放送も今から楽しみです!ここで毎月課金していけば、また舞台の上に立つ彼らが見られるかもしれないと思ったら即日入会しちゃいました。またキラキラした彼らに逢いたいので!お願いしますよ!の気持ちです!!

というわけで、このファンミ(+メモミュ)が平成最後の現場でした!すごくハッピーに平成を締め括れて良かったです!!終わりよければ全て良し!!

 

メモミュの話

 サンリオ男子のファンミに行った日に両チーム観てきました。

前回見た時から間が空いてしまったのですが、全体的にセリフの言い回しなどがだいぶ変わったのかな?と思ったり。それぞれのチームで全然違う印象のキャラもいたりと今回も新鮮に楽しめました。たとえばグリッサのソロのラストの「ただいま」も、呟くようにセリフのような感じで言うか歌詞の一部として歌うかでかなり印象の受け方が変わるなと改めて思ったり。たしかアレグロの方がミス目立っていたり、フォルテもマーチの喉がだいぶ潰れかけててセリフ言うの大変そうだなと、連休中なので公演数も多い分キャストさんへの負担が大きいんだろうなと心配になったり。

 そういえば先日テレビでサンリオピューロランドのV字回復の話についてやっていたのですが、ショーなども大人向けに変えてみる!というのがその中の一つであって驚きました。たしかに大人の方が刺さるもの多いなと…メモミュなんてまさにそうだよなって私は思っていて、同じネルケプランニングとのコラボミュージカルである前作『ちっちゃな英雄』と比べると正直ちっちゃい子たちには難しい話なんじゃないかなってメモミュを見るたびに思います。まず想い出の大切さとかって、きっとちっちゃい頃はあんまり考えないんじゃないかな?って。人生を重ねていくほどに想い出の大切さなど重みを増すんじゃないかなと思って、だから大人向けのものを作るという点ではすごく正解だと思います。でもテーマパークって私は子どもたちがメインターゲットって発想が頭から離れないので、置いてけぼりにならないかな?とか、子どもたちにとって怖いシーンが多い気がしてちゃんと楽しめてるかな?って思うことが多くて。100人が100人満足出来るものってたぶん存在しないし、それを作るのはものすごく大変なことって分かります。だからこそ、自分は求められている客層じゃないって考えもいろんな場面で出てくると思います。最近はメモミュ見るたびにものづくりって難しいなって考えちゃいます。

 

 

 

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!

 

令和になって数日経ちますが、令和最初の現場に行かれた方ももういらっしゃいますよね?私は連休明けに令和最初の現場が待っているのでワクワクしています!

今月も楽しみな現場が毎週あるのでその分日常パート頑張ろ…とパワーになってます!あと最近は『あなたの番です』も毎週の楽しみなので週末が楽しみで仕方ないです!毎週ドキドキしながら見てます…それこそ気味の悪さみたいな見てて苦しくなるような嫌な感じが一時間続くので毎週見終わってからの息苦しさがなくなる感じがすごいです…。考察されてる方の意見など見るのも楽しくて!伏線探したくて一話を何度も繰り返してたりします。過去の放送も配信があるそうなのでぜひ日曜の夜は日テレを!見てください!!

www.ntv.co.jp

 連休も残り少なくなりましたが、令和も楽しくおたくしていきましょう!!

 

 

 

 

 

それでは!

 

 

 

 

やまざきさんのお題箱